KUROBE GORGE
トロッコ電車で行こう!
北アルプスに刻まれたV字峡
トロッコ電車で行こう!
北アルプスに刻まれたV字峡
北アルプスに刻まれた険しいV字峡・黒部峡谷はトロッコ電車でしか行けない秘境中の秘境。宇奈月から欅平までの約20km、大自然が織りなすダイナミックな景色が次から次へとあらわれます。各駅にある秘湯にもぜひ立ち寄りましょう。
渓谷の中を走行し、スリル満点
元々は昭和初期に黒部川の電源開発工事のため、敷設されたトロッコ電車の軌道。昭和46年(1971)から黒部峡谷の自然を満喫できる観光用の運行をスタートさせました。客車は窓のない普通客車、窓付きのリラックス客車、窓付きで座席が向い合せの特別客車があります。
かつてトロッコの軌道だった橋
宇奈月駅を出発し、最初に渡る新山彦橋。その眼下に見えるのがかつてトロッコ電車の軌道だった山彦橋で、現在は遊歩道になっています。列車の音が山彦となって温泉街に響くことが名前の由来です。シャッターチャンスを逃さないように駅を出たらすぐにカメラの準備を。
黒部峡谷で一番新しいダム
新山彦橋を渡ると見えてくる宇奈月ダムは、2001年に完成した黒部峡谷で最も新しいダムです。巨大なダム湖には半円形の真っ赤な湖面橋が架かり、湖の碧色と橋の赤色が美しいコントラストを見せてくれます。ダム湖には東京ドーム20杯分もの水を貯蓄しています。
河原にある峡谷最古の大露天風呂
黒薙駅と欅平駅の間にある旅客駅。鐘釣温泉旅館から階段を降りて河原に出ると温泉が湧き出ており、岩を組んで足湯や露天風呂を自由に作ることができます。温泉宿の美山荘は黒部の万年雪を望み、夏に眺めると涼しさを感じさせてくれます。
散策しながら峡谷美を満喫しよう
黒部峡谷鉄道沿線で最も見どころが多い終着駅。黒部川に架かり、峡谷を一望できる「奥鐘橋」や、岩壁をえぐり取って造られ、人が岩に飲み込まれているように見える歩道・「人喰岩」、足湯を併設したビュースポット「河原展望台」が人気の散策スポットです。
特別名勝に指定されている絶景
黒部川本流で最も川幅が狭く、流れがしぶきを上げて直角に曲がる様は迫力があります。昔、猿が峡谷を飛び越えたことから、この名が付きました。欅平駅から30分ほど歩いたところに猿飛峡展望台があり、遊歩道も整備されています。国の特別名勝・特別天然記念物に指定。
秘湯ムード満点!山峡に佇む温泉宿
欅平駅周辺には2つの温泉宿があります。駅から徒歩3分ほどで到着する欅平温泉猿飛山荘は黒部川を眺めながら入浴できる露天風呂があります。駅から徒歩20分ほどで到着する名剣温泉には断崖に設けられた岩の露天風呂があり、秘湯ムードが漂っています。
気軽に参加できる体験メニューが人気
黒部の大自然を描いた日本画家7人の作品を展示する美術館。館内ではさまざまな創作体験(ワークショップ)に参加できます。消しゴムハンコを使ったバックや傘の制作、プラバン作りなど気軽に参加できる体験メニューが人気。所要30分~1時間、予約不要、体験有料。
クリーンな電気バスで観光
宇奈月温泉の山岳エコリゾート化を目指す「でんき宇奈月プロジェクト」。小水力発電を活用した再生可能エネルギーの地産地消の1例として、毎年4月初旬から11月下旬まで、低速電気バスEMU(エミュー)の運行を行っています。
ドイツスタイルの3種を飲みくらべ
宇奈月ビールは黒部市が誇るご当地ビール。原料となる二条大麦は地元で栽培し、その麦芽と黒部川の伏流水を使って造っています。ケルシュ「十字峡」、アルト「トロッコ」、ボック「カモシカ」というドイツスタイルの3種類があり、宇奈月麦酒館などで買うことができます。
黒部漁港で獲れた海の幸を満喫
黒部漁港で水揚げされた魚介は鮮度がよく、種類も豊富です。黒部市内には海鮮丼や寿司、旨味が凝縮した干物など海の幸が味わえる食事処が多数あるので、ぜひ立ち寄ってください。魚の駅「生地」にある「できたて館」でも魚介料理が楽しめます。
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