TAKAYAMA
歴史と伝統文化が息づく
日本の原風景へ
歴史と伝統文化が息づく
日本の原風景へ
「飛騨高山」の呼び名で親しまれ、中心地には往時の面影を残す城下町・商家町が広がっています。最近では「日本の原風景を残す町」として海外からの注目も集めています。春と秋に行われる高山祭は町を挙げて行われ、毎年多くの観光客が訪れます。
江戸時代に形成された古い町並み
「三町」は江戸時代、城下の商人町として整備された地域で、高山市の伝統的建造物群保存地区として保護されています。通りには江戸末期から明治期築の屋敷が軒を連ね、軒下には用水が流れています。朴葉味噌など名物を売る店も並び、散策が楽しいエリアです。
飛騨の政治拠点であった陣屋を拝見
陣屋とは江戸時代に郡代・代官の役所が置かれた場所のこと。高山陣屋は高山城主金森氏の下屋敷のひとつでしたが、飛騨が幕府直轄地となってからは幕府から来た代官などの政治拠点となりました。幕末、全国に数多くあった郡代役所の中で、建物が現存するのはここだけです。
豪華絢爛!本物の祭屋台を展示
春(4月14・15日)は日枝神社、秋(10月9・10日)は桜山八幡宮の例祭として毎年2回行われる高山祭。豪華絢爛な祭屋台が春には12台、秋には11台引き揃えられます。会館では秋の高山祭で使用される祭屋台11台のうち4台が展示され、祭りの臨場感が味わえます。
早起きして行きたい素朴な市場
江戸時代に米や花、桑を売る市として始まり、明治時代に地元農家の女性たちが野菜を売るようになってからは朝市と呼ばれるようになりました。地元産の野菜や果物を売る店や、コーヒーやスイーツを売る今どきの店も並びます。売り手のおばちゃんとの交流も魅力。
2階建てのゴンドラは日本唯一
北アルプス穂高岳の千石尾根に敷設されたロープウェイ。山麓にある新穂高温泉駅から第一、第二の2つのロープウェイを乗り継いで標高2156mにある西穂高口駅へ向かいます。第二ロープウェイでは、日本で唯一の2階建てゴンドラが北アルプスの絶景の中を進みます。
全国の食通を魅了するブランド牛
岐阜県内で14ヵ月以上飼育された黒毛和種で、日本食肉格付協会の肉質等級が3等級、4等級、5等級であることが飛騨牛ブランドの条件です。肉質はきめ細やかで柔らかく、網目のような霜降りと豊潤な味が特徴です。市内のステーキ店や焼き肉店などで提供されています。
味噌の香ばしい風味はご飯にぴったり
朴葉の上に味噌、ネギ、しいたけなどをのせ、コンロなどで焼いて食べる郷土料理。味噌が焼ける香ばしい風味はご飯や酒のつまみにぴったりです。店によって使う味噌が異なり、具材に漬物や飛騨牛を入れるところもあるので、数店で食べくらべを楽しんでみましょう。
醤油味で香ばしいのが飛騨高山風
京都発祥のみたらしだんごは甘辛いタレで味わうのがスタンダード。飛騨高山のみたらしだんごは一般的なものとは異なり、あっさりとした醤油味で香ばしい風味が特徴です。丸く、小さめにこねた5つの餅を串にさし、醤油をつけて焼き上げます。