TOYAMA CHIHOU
RAILWAY
車窓の風景に癒されて、
のんびり電車の旅
車窓の風景に癒されて、
のんびり電車の旅
富山は「電車の町」としても知られ、鉄道ファンのみならず観光客の人気も集めています。山海の風景をバックに走る鉄道や市民の足として親しまれる路面電車、テーマのある旅が楽しめる観光列車など多彩な顔ぶれ。のんびり揺られる電車の旅へ出かけましょう。
海へ!山へ!窓の外には富山の絶景
富山地方鉄道には市街地から立山山麓や宇奈月温泉、黒部峡谷など観光地へ伸びる鉄道線があります。その魅力はなんといっても車窓から眺める富山らしい絶景。沿線には海岸線や雄大な立山、どこか懐かしい田園風景が広がり、旅人を癒してくれます。
市電に乗って町ナカの旅を楽しもう
富山市中心部を走る路面電車、通称・市電は市民の足として親しまれています。富山駅から伸びる3系統があり、いずれも10~20分間隔で運行しているので中心部をめぐる観光の足としても便利です。車両はレトロなタイプや最新型の低床車両も走行しています。
「古き良き」から「未来型」まで
多彩な車両を擁している富山地方鉄道。鉄道友の会からローレル賞を受賞したモハ14760形や、元京阪電鉄特急用車両3000形を利用した10030形など車両や車内のデザインに注目すると旅が一層楽しくなります。路面電車では超低床車両のセントラム、サントラムが人気です。
映画やアニメの世界へ迷い込む
富山地方鉄道沿線は映画やアニメ作品にも登場しています。映画『RAIL WAYS愛を伝えられない大人たちへ』では沿線各所で撮影が行われ、電鉄富山駅も登場しました。アニメーション映画『未来のミライ』に登場する無人駅は本線の越中中村駅がモデルです。
歴史を感じさせるレトロな佇まい
富山地方鉄道沿線には途中下車して立ち寄りたくなる歴史ある駅舎が多数あります。本線の西魚津駅は昭和11年(1936)築で、右から横書きされた駅名看板が残るなどノスタルジックな雰囲気。立山線と上滝線の接続駅である岩峅寺駅は正面の破風屋根が威厳を漂わせています。
絵画のような自然を眺める列車旅へ
富山の大自然との調和をモチーフにした観光列車。車両デザインは数々の列車デザインで知られる水戸岡鋭治氏で、車窓の風景を絵画に見立てた木の窓枠や外向きのカウンター席など自然を楽しむ工夫が施されています。限定グッズなどを販売するサービスコーナーもあります。
2階席から立山連峰の景色を満喫
京阪電鉄の特急2階建て車両を譲り受け、中間に2階建て車両を組み込んだ3両編成の観光列車。2階席は通常車両より1mも視点が高くなるため、立山連峰の景色もよりダイナミックに見えます。先頭部に掲げるヘッドマークは京阪電鉄時代の鳩マークを復刻させたもの。
市電で昭和へタイムスリップ
「昔の路面電車の面影を残す外観」をコンセプトに、1965年製の既存車両7000形を観光車両としてリニューアル。木製の吊り革、実際に使用されていた電灯など温かみのあるデザインが乗客を和ませます。富山市内の路面電車1・2系統の通常ダイヤに組み込まれ、運行中。