MATSUMOTO
ノスタルジックな町並みが広がる
国宝・松本城のお膝元
ノスタルジックな町並みが広がる
国宝・松本城のお膝元
松本藩が築き、400年以上の歴史を誇る城下町。江戸時代の面影を感じながらの散策が楽しく、見上げれば北アルプスの絶景を望みます。町のあちこちで土蔵造りや明治・大正築の建物と出合い、ノスタルジックな気分に浸れます。
お殿様気分で松本城下を眺めよう
文禄2年(1593)~文禄3年(1594)ごろの築造と推定される名城で、5重6階の天守としては日本最古。下見板の黒と漆喰の白が優雅な印象を与え、北アルプスとのコントラストも見事。急こう配の階段140段を昇って最上階へつくと、松本市街地の絶景が見渡せます。
タイムスリップ気分が味わえる蔵の町
白と黒のなまこ壁が特徴的な土蔵造りの建物が軒を連ねる通り。明治期の大火の教訓から、火に強い土蔵造りが相次いで建てられ、現在のような町が形成されました。民芸店や器店などが並び、造り酒屋をリノベーションした「蔵シック館」は町の交流拠点となっています。
始めてでも懐かしい、情緒ある通り
松本城の南総堀と女鳥羽川の清流に挟まれるようにあり、「縄のように長い土手」というのが通り名の由来。江戸時代の城下町松本を再現し、武家屋敷風の建物が軒を連ねています。50近く並ぶ店舗は懐かしい玩具を売る店や古民具・骨董店などがあり、情緒にあふれています。
松本出身・草間彌生のアートにふれる
「鑑賞」「表現」「学習」「交流」という4つの場を提供し、地域に根ざす開かれた美術館。松本出身の芸術家・草間彌生の作品展示をはじめ、松本出身の書家・上條信山や信州の山を愛した画家・田村一男の作品展示室を設けています。多彩な切り口の企画展も開催しています。
八角塔が高くそびえる擬洋風建築
明治6年(1873)に筑摩県学を改め、学制による小学校「第二大学区第一番小学開智学校」が開校。校舎は明治9年(1876)に建てられたもので、和風と洋風の入り混じった擬洋風建築の代表的な建物と言われています。現在は教育博物館となり、教育資料等が展示されています。
山菜や鶏など具沢山の温かいそば
そばの産地として有名な奈川では「とうじそば」と呼ばれる郷土料理があります。小割にしたそばを竹で編んだ投汁(とうじ)カゴに並べ、鉄鍋で温めた具入りのつゆでそばをゆがき、お椀にとってつゆや具と一緒に味わいます。奈川地区のそば処などで提供されています。
タンパク質豊富なお酒のつまみ
昆虫食は長野県の伝統食。松本市でも食べられ、イナゴを甘辛く味付けした佃煮や蜂の子の油炒め、バター炒めは酒のつまみとしておすすめです。タンパク質の含有量が多く、栄養分も豊富。市内の居酒屋では提供している店も多いので、ぜひ味わっていきましょう。
からっとした食感が食欲をそそる
鶏のももやムネの一枚肉をニンニク、ショウガで味付けした醤油ダレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げた郷土料理。名前の由来は諸説ありますが、「山賊はモノを取り上げる」から「鶏揚げる」という語呂合わせ説があります。市内の居酒屋や飲食店などで提供されています。